財団法人JKAの助成事業が完了しました

財団法人JKA23年度競輪補助事業が完了しました。
今回の助成事業により、当法人の活動も更に広がりを見せています。
ご支援下さいました財団法人JKAの皆様に、心より御礼申し上げます。

補助事業概要の広報資料

補助事業番号 23-4-042
補助事業名 平成23年度 (復興支援)被災地域の記録、調査活動
補助事業者名 一般社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を

1.補助事業の概要
(1)事業の目的
   被災地の難病と闘う子どもとその家族を対象とした生活支援を目的とした調査活動を行い、もって東日本大震災の復興に寄与する。

(2)実施内容
   地域のNPO職員、児童教育専門家、PTSD心的外傷後ストレス障害)の専門家等を交え、調査に当たり、生活支援として、より今後につながる調査として、どんな設定、質問が必要か細かく討議する専門委員会の開催 計3回、難病を持つ子ども、その家族に対して、震災時にどんな不安や問題を抱えたか、どんなサービス、生活
   支援が必要か、更には仮設住宅で抱えている問題点などを調査していった。特に、被災地で難病を闘うことで見えてきた課題等をお話ししていただくヒアリング調査とアンケート調査を計5回実施、実際に障害や難病と闘う家族も講演者として関わっていただく場を作り、その実態、ニーズ、思いを語っていただくことと、被災地における支援のあり方についての講演及び、シンポジウムという形で広く多くの人たちが共感できる環境を提供していく講演会を1回実施した。
詳細は、以下の通り。

ア. 専門委員会の開催 計3回 
平成24年2月24日、3月7日、3月21日
宮城県立こども病院 1回2時間程度 
 参加人数 計5名 参加者 病院関係者、地域のNPO職員、児童教育専門家

  
イ. ヒアリング調査とアンケート調査 計5回実施 
 1回目 平成24年3月1日、2日 2回目 3月5日、6日 
 3回目 3月12日、13日 4回目 3月20日、21日、5回目 3月24日
仙台市石巻市南三陸町東松島市塩釜市 
 ヒアリング20家族、関係者計のべ45名、アンケート調査計160名
(アンケートは、一部、質問紙票による)


ウ.講演会の開催 1回 大阪にて開催 
 「被災地で見えてきたこどもたちの姿と支援者の果たす役割について」
  ここねっと代表 佐藤秀明氏(仙台市
     
 「難病の子どもとその家族から伝えたいこと」
       難病と闘う家族代表 松岡辰夫氏(石巻市) 中島健一氏(神戸市)
当法人代表 大住 力 ここねっと代表 佐藤秀明氏(仙台市

パネリスト3名、参加者 約110名
  平成24年3月10日 國民會館武藤記念ホール開演/13:00 終演/15:00

2.予想される事業実施効果
専門委員会の開催によって、調査をする為だけではなく、調査を通して、今後、どう実践や活動を展開していかれるかについても連携をした病院や団体と、複合横断的に話をしていく良い機会を創出し、今後の新たな活動を展開していくネットワークが構築することが可能とされる。
ヒアリング調査で被災地に出向くことによって、被災地で難病と闘うご家族はもちろんのこと、家族以外にも、地域の方や高齢者、10代後半の青年たちにも話を伺う機会を創出するなど、新たな調査の可能性を見出し、真の思いを引き出すことができる。
講演会の開催を被災地以外で実施することで、生の声を一般市民が傾聴する機会が得られ、そこでの体験談、教訓を自身の今後の為に活かすことができる。また、実際に、
被災地で難病と闘う家族のエピソードなどを子ども達に聞かせる場の提供や今後の災害時マニュアルなどにも活かすことも可能となる。
 
3.本事業により作成した印刷物
  平成23年度復興支援被災地域の記録・調査活動―被災地の難病と闘う家族の生活支援調査 報告書
  
4.事業内容についての問い合せ
団 体 名:一般社団法人 難病の子どもとその家族へ夢を
住 所:104-0042
東京都中央区入船2-9-10 五條ビル3-B
代表者名:会長 大住 力(オオスミ リキ)
担当者名:金澤隆司(カナザワ リュウジ)
電話番号:03-6280-3214
F A X:03-6280-3215
E - m a i l: info@yumewo.org
U R L: http://www.yumewo.org/



当法人は、財団法人JKA平成23年東日本大震災復興支援補助事業の助成金を受け、被災地で難病と闘う家族の生活支援の実態調査をさせていただきました。本日をもって、その助成事業が完了しましたことをここにご報告いたします。

本調査は、被災地仙台市をはじめ、いくつかの市をまわり、難病と闘っている家族やまわりの人たちの生活支援、精神面等の実態調査をさせていただくことで、今後の支援策やプログラム開発に活かすことができたらと考えています。

今回、ご支援くださいました財団法人JKAの皆様、アンケートやヒアリングにご協力くださいました皆様には、心より感謝申し上げます。