2012年 謹賀新年 本年もよろしくお願い致します-代表大住から、皆様にご挨拶申し上げます!

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もより一層の努力をする所存でございますので、何卒よろしくお願い致します。
新春を迎え、皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。

年末年始、テレビやインターネットメディアを通じて、社会の動向を視ていて、思い、確信しました。

年末恒例の紅白歌合戦
東日本大震災での被災復興をテーマにした指向を強く打ち出していましたが、その中でも私は、長渕剛さんと松任谷由美さんのステージが印象的でした。
さすがにAKB48はついていけないという観念もありますが、彼ら、私にとっては人生の先輩方のその姿勢、生き様には、一種の歓びすら感じることができました。
両先輩の醸し出す世界観に、好きや嫌いなどといった私情ではなく、一貫した凄さ、スペシャリティーに強く打たれました。

長渕さんは、被災地の子ども達に、こう語りました。
“僕は信じたい。日本の力を結集して、いつか故郷に帰れるってことを。今はそれを信じて、それまで俺たち大人も頑張るからさ、お前たちも一生懸命に生きてくれよ。
一緒に頑張ろう!”と。

芸歴数十年を超す彼らがこれまで築き、創りあげてきた世界観。
そしてそれを、より拡げて磨きをかけて、前へ進もうとする強い意志と、責任感にも似た自覚に、驚かされました。
あのような方々が、人生の先輩でいらっしゃるこの世の中に、私は大きな勇気を頂いた気持ちになれました。


そして、年始、元旦の深夜、NHK教育番組での“1980年代生まれのジェネレーションリーダーの討論会”。
30歳代の次世代?のリーダー達が終結して、現在の日本について、論じていました。
学者、大学教授、企業家、活動家、評論家等々が集まって、現代日本を視て、提言していました。
“今どきの若者は…”といったオジサン的な一蹴言語もありますが、この討論者達は、それを引っくり返すようなエネルギーと知識に溢れる方々でした。

日々、各メディアから流れる哀しく、虚しい現実から逃げることなく、その本質をきちんと諦めずに、そして見捨てずに問いただして、闘っている姿を視ることができました。
その“チャレンジ精神”には、人生の先輩である私も、“負けてなるものか!”と焦ってしまう危惧さえ感じた程でした。


“いまの大人は…”や“いまの若者は…”といった嘆きと空虚の言葉が、世の中を“何となく?”漂って、その殆どが占拠されている現実もありますが、
されど、この年末年始の両者の“真のリーダー”を観られたことによって、私は“大丈夫!”と確信することができました。
先輩も後輩も、素晴らしい人が、この日本にはいる!、と確信し、安心できました。

Hope&Wish難病の子どもとその家族へ夢を は、本年も“いまを、生きる”をテーマに、“いま”を懸命に生きる人を応援し、生きていられるからこそ感じられる歓びを創る活動を、積極的に推進していきたいと考えております。

“歓び”は、“ある”ものではなく、“考え、感じる”ものです。
“やって来る”ものではなく、“魅つける”ものです。

本年も、皆様と一緒に!
どうぞよろしくお願い致します。

代表理事 大住力